北海道立旭川美術館「木の匠たち 伝統工芸から家具、クラフトまで」

(展示予定作品より)楓嵌装箱一双「二都物語」

 このたび9月23日㈯より12月10日㈰まで北海道立旭川美術館にて展覧会「木の匠たち 伝統工芸から家具、クラフトまで」が開催され、画像の「楓嵌装箱一双『二都物語』」をはじめ須田の作品も展示をされます。

 旭川美術館は、地元旭川が木材の集散地であり、古くより家具生産も盛んであることから、木工関連の収蔵品がとても豊富です。私も20代の若いころの作品も収蔵していただいたご縁もあり、過日、同館のニュースレター(旭川美術館だより「氷華(ひょうか)」No.64)にて取材のうえ紙面に取り上げて頂いたりなどもしました。

 その後、昨年2022年には父・桑翠の作品と共に新たに2点をコレクションに加えていただく運びとなり、今展ではそれらの新収蔵品も含め館の誇る木工作品が多数展示されます。

 日本国内の美術館で木工藝だけに限った展覧会開催は過去に例が少なく、私が記憶している限り、国立近代美術館工芸館がまだ東京は竹橋にあった1987年に開かれた展覧会「木工芸―明治から現代まで」くらいで、それ以来とも云える今展は木工藝家にとっても大変貴重な機会であるといえます。

 尚、11月4日(土)には同館講堂にて講演会も開かれ、私も「人間国宝 須田賢司 清雅を標に」と題し登壇致します。 講演会への参加申し込みは、9月24日の朝9時30分以降に美術館(0166-25-2577)へお電話にてお願い致します。皆様のご参加をお待ちしております。

 本展を通して現代の「木工」の様をぜひご高覧頂きたいと思います。

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「木の匠たち 伝統工芸から家具、クラフトまで」

会期:9月23日㈯~12月10日㈰

会場:北海道立旭川美術館・第2展示室

   アクセス | 北海道立旭川美術館 (hokkaido.lg.jp)

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コメント: 1
  • #1

    よわい (火曜日, 07 11月 2023 11:16)

    はりよ