2017年4月1日~16日まで和光銀座本館にて「工芸・Kôgeiの創造-人間国宝展-」と題した展覧会が開かれ、出品致しました。以下、インタビューを受けた際の抜粋になります。※展覧会の詳細はこちらより
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「日本における工芸はまず実用として存在し、そのうえで『美しきもの』『めでたきもの』だったのです。たとえば尾形光琳の『燕子花図』は今でこそ「絵画」に分類されていますが、まずは屏風という調度、そこに付けられた模様が鑑賞の対象になったという具合。昨今ユニバーサルデザインが強調され、誰にでも使いやすいことが求められますが、私の目指す工芸はその対極で、美を第一に、使うときには多少心得を必要とするのですが、そのひと手間に楽しみがあると思っています」。
「使うものの中に美を見出し、それを暮らしに取り込んできた。それこそが工芸であり、日本の美の本道。そんな世界観も多くの人に知ってほしいと願っています」
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以上、銀座・和光ホームページ(http://www.wako.co.jp/exhibitions/538)より
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